選民思想は諸悪の根源©洪 経世

分かりやすい実例はナチスです。分かりにくい実例は、いっぱいあります。選民思想は宗教に限った事ではなく、一般企業の販促手段としても使われています。20世紀前半に有った一次二次の世界大戦の原因は、選民思想が政治に積極的に利用され、科学が急激に発達し、麻薬の爆発的な一般への普及、その三つの流れが三角波のように現れたものです。まさに「狂気の時代」です。科学の急激な発達も、麻薬の普及も、その動機の根底には選民思想があるので、選民思想が諸悪の根源と言えます。選民主義者の心理は賭博依存症者の心理に酷似しています。「武士は食わねど高楊枝」見栄だけ立派な困窮者。惨めの見本。仕事をすればいいのに「一発当てれば取り戻せる。今が耐え時だ」と自分に言い聞かせて無心(借金)に励みます。当然その「一発」が実現する事はなく(実現したと言って現金を騙し取る詐欺師は多く居るが)何事も無かったかのように一生を終えます。選民思想は、本物の、恐るべき悪魔の呪いです。©洪 経世