今は「物理的な考え方が正しい考え方」と言うのが世界の常識になってますけど、実は、オカルト（超物理）的な考え方は極めて重要な考え方で、それが無いと人間は生きて行けないんですよ。なぜかと言うとですね、オカルト的な考え方を完全に否定してしまうと、必ず独我論に陥るからです。独我論と言うのは「天上天下唯我独尊」とか「梵我一如」とか、そういう考え方で、要するに「世界に本物の生命は自分一人しかいない」と言う極めて冷徹な考え方です。「そんな非現実的な考え方をしてる人が本当にいるのか」と思うでしょうけど、いるんですよ本当に。それも一万人に一人とかじゃないですよ？百人に一人はいます。少なく見ても。それどころか、その人達のコミュニティがあるくらいです。「本当の生命は自分一人だと言ってるくせにコミュニティがあるのか？」と思うでしょうけど、あるんですよ。しかも少し権威を持ってます。しかし本人たちは、自分が、自分目線で見ても、明らかな間違いをやってる事に全く気付いていません。それでいて唯我独尊梵我一如ですからコメディアンの才能があるのは確実です。そういうコメディアンになりたいんならオカルトを完全否定すればいいと思いますけど、私はお勧めしませんね。©洪 経世