正義の基準©洪 経世

正義を追求し過ぎる事は危険です。それをしたせいで何が正しいのか全く分からなくなってしまった人は多くいます。ソクラテスはその一人です。デカルトもそうで、自分の存在にさえ確信を持てなくなりました。通常、正義の基準は「自分」です。国会の議決も実際は「理性の多数決」ではなく「エゴの多数決」です。しかしそれは自然な事なので、その事に疑問を感じる人は通常はいないのですが、正義を追求し過ぎると(いわゆる哲学をやり過ぎると)自分の存在にさえ確信を持てなくなるほど知能が低下する場合があります。正義の追及は現実的な範囲で、ほどほどに留めておくのが賢明です。©洪 経世