生存権は認めてもらうものではなく認めさせるもの©洪 経世

戦いの意味はそれです。なんのために戦ってるのかと言うと、自分の生存権を相手に認めさせるためです。生存権の意味は「とにかく呼吸さえしていればいい」と言う事ではなく「より良い人生を獲得する権利」です。今の人間の現実から言っても、自然の本能から言っても、生存権は、相手に認めてもらって与えてもらうものではなく、相手に認めさせて獲得するものである事は明らかです。その証拠が戦闘が存在する事です。相手が生存権を要求しなければ、ついつい相手の生存権を忘れてしまいがちです。相手が耐えている事に気付かず、相手の生存権を無視し続けると、その結果がフランス革命です。農民がぎりぎりまで我慢せずに、もっと早く生存権を強く要求していれば、フランス人が首狩族になる事はなかったかも知れません。生存権は生きる事のメインテーマです。生存するために生きているわけですから。生存権が法律で認められていないとしても、人の生存権を脅かせば、脅かした者はどうなるか?生存権を認めない法律はどうなるか?フランス革命はそれが良く分かる実例だと思います。©洪 経世