殴りかかってきた相手を殴るのは正当防衛か?©洪 経世

これは石を持って殴りかかってきた不審者を警官が射殺するのは正当防衛かと言う問題とほぼ同じだと思います。警官の方の話は、裁判では正当防衛が認められたんじゃないかな?日本の話です。分かりませんから気になる人は確認してみてください。自分の安全を確保する権利を誰もが持つ、と言う事は、ここから文章がややこしくなりますよ、自分の安全を侵害しようとしている相手の安全を侵害する事は罪になるのか?と言う問題になります殴りかかってきた相手を殴ると言うのは。殴りかかってる方は相手の安全を侵害するのを良しとしているので(でなければ殴りかからない)自分の安全が侵害されても訴訟を起こす資格は無いはずです。そして自分の安全を確保する方法が、殴りかかってきた相手を殴るしかないんなら、正当防衛と言えると思います。さっきの警官の話ですが、射殺はやり過ぎではないのか?警棒で戦えばいいのではないのか?と言う異議を唱える人達がいたと思いますが、それでは確実に勝てるとは言えません。確実に勝てないんなら自分の安全を確保しているとは言えません。そもそも支離滅裂な犯罪者のために、家族もいて明日も出勤しないといけない警官が、そこまでの危険を冒す義務が有るはずがなく、それを要求する資格がある人が居るはずがありません。非常にややこしい話になりましたが、こういう話でまとめる事ができると思います。「人の人権を侵害する者の人権を認めて国の治安が保てるのか」。悪人にも人権が有ると言いますが、悪人を善人と同じに扱う事が国の治安にとって良い事なのか?悪人とは人の人権を侵害した者の事で、人の人権を侵害した者が自分の人権を主張する資格が本当に有るのか?と言う事が、話の要点だと思います。この問題に一宗教の理念や哲学を持ち出す人達がいますが、それは無視した方が良いと思います。©洪 経世