思考が止まらなくなる病気がある©洪 経世

疑問が起こって答えが出る、と言うのが思考のパターンですが、その答えが疑問を呼んで、出た答えがまた疑問を呼んで、それが連鎖反応的に起こって思考を止められなくなる現象があります。これはマスコミでは取り上げられませんが、非常に苦しい病気です。それが原因での自殺も充分あり得ます。脳が勝手に動いてどんどん疲れていって、これ以上思考する事はできないのに脳は思考し続けます。コントロールできないんですよ。思考依存症と言えるような状態です。表沙汰になってないから治療法が確立されてる訳がなく、たぶんこれは医者に行っても無駄です。そもそも医者がその病気である確率が高い。高知能者がこの病気になりやすいようです。思考が得意な人です。「溺れるのは泳げる人」のようなものだと思います。治療法は無いのかと言うと、今は有る無しの問題ではなく、この病気が世間に知られていないから研究すらされていない状態だと思います。私が思うのは、子供がこの病気になった場合、親に助けを求めて、親が、お父さんが守ってるから大丈夫とか、お母さんが守ってるから大丈夫とか、そういう安心して全てを忘れられるような状態を作ってあげれば、思考は止まると思うんですけどね。でもこれたぶん、このせいで人類が滅ぶ確率は高いくらいの大問題だと思います。その大問題がマスコミでは全く取り上げられていないわけです。心の病は取り上げられてるんですけどね。思考依存症は心の病ではなく「脳に連鎖反応を起こすニューロン回路が出来てしまった」と言うような感じの、脳の機能の問題のような気がします。

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